弥生期の銅鐸が出土

兵庫県南あわじ市の松帆地区で採取された砂の中から、弥生時代前期~中期初頭の銅鐸7個が見つかったそうだ。県と同市の両教育委員会が19日に発表した。
島根県の加茂岩倉銅鐸や神戸市灘区の桜ヶ丘銅鐸などに次ぐ多数の出土。少なくとも1個は全国でも11例しかない最古形で、状態は良好だったとのこと。初期の銅鐸を解明する一級史料となる可能性が高く、研究者は「数十年に一度の大発見」と注目しているようだ。
見つかった銅鐸はつり手断面がひし形の「菱環鈕2式」と、本体部分の両脇に飾り板がついた「外縁付鈕1式」の2種類。いずれも古式で高さは約20~30センチ。うち3組6個は中に小型が入れてある「入れ子」状態で、残り1個は単独で破損した状態で見つかったそうだ。
銅鐸内部につるされて音を鳴らす青銅の「舌」3本も発見されたそうだ。銅鐸とセットの出土は全国で2例しかなく、極めて貴重とのこと。
古い段階の銅鐸が7個、しかも舌を伴って見つかるのは非常に珍しいのだそうだ。音響具の機能を保ったまま埋めるのは淡路の特徴なのかもしれないという見解もある。状態もよく、美的にも優れており、銅鐸自体の研究も進むのではないかと期待されている。